電気設備
エネルギー・環境
日本はもともと資源の少ない国でエネルギー自給率が低くそのほとんどを輸入に頼っています。
これは国際情勢、環境制約の強化などの課題を背景に供給の安定性にリスクを抱えていると言えます。
そこで国内で生産できるエネルギーとして注目されているのが再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーは、太陽光、風力、バイオマスなど温室効果ガスを排出せず国内で生産可能なことからエネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で重要な低炭素の国産エネルギー源です。
日本を代表する再生可能エネルギーとして太陽光発電があります。
太陽光発電はシリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法です。日本での太陽光発電導入の実績は中国、ドイツと共に世界をリードしています。
特徴としてエネルギー源が太陽光であるため基本的には設置する地域に制限がなく導入しやすく、屋根、壁などの未利用スペースに設置できるため、新たに土地を用意する必要がなく送電設備のない遠隔地(山岳部、農地など)の電源としての活用や災害時の貴重な非常用電源としても使うことができます。
一方で課題もあり、気象条件により発電出力が左右されることや導入コストも次第に下がっているものの、今後の更なる導入拡大のためには低コストに向けた技術開発が重要となる設備とも言えます。
情報通信